| ●なぜ歯の治療をすることができなかったのか? |
| 「医療機関でとても怖い思いを経験した子供」は、 |
| すぐには歯科治療を受 け入れることはできません。 |
| まずは、子供との信頼関係を築くことが大切で す。 |
| ・・・と、ここまでが、前回のお話です。 |
| トラウマを持っている子供にとっては、たとえお母さんといっしょだった としても、 |
| 診療室に入ってくることは、そうとう勇気のいることなのです。 |
| にもかかわらず、一足飛びに虫歯の治療をおこなってしまうことは、 |
| 一段 一段がとても大きな階段を上らされることと同じです。 |
| 長い足を持った大人 なら、その大きな階段を上ることが |
| できるかもしれませんが、子供には不可 能ですよね。 |
| 子供には、とくに一度歯科治療で失敗している子にとっては、 |
| もっともっ と小さな階段〜スモールステップが必要なのです。 |
| ●スモールステップ〜小さな階段 |
| 目的達成のために、そこまでの過程を |
| 細かくわけることで、成功しやすく なります。 |
| 現状から、さほど遠くない「近い目標」を設定し、 |
| そしてそこか らまた「近い次の目標」・・・ これらの小さな階段・ |
| スモールステップを一歩一歩ゆっくりと歩んでいく のです。 |
| 子育て、子供の教育もまったく同じです。 |
| 離乳、おむつをとるなど など・・・みなさんもいっぱい経験されてきたことと同じです。 |
| ●歯科治療の器具に慣れてもらうこと |
| 歯科の治療器具は、先がとがっていたり、キラキラと光って、 |
| まるで刃物 のような見るからに怖そうな器具ばかりです。 |
| また、歯を削る道具は、「キ ーーン」「ガリガリガリ」と |
| 大きな音をたて、恐怖心をさらに増加させま す。 |
| 実際にはまったく痛くない治療でも、これら怖そうな器具に |
| 対する先入観 で、治療を拒否してしまうのです。 |
| そこで一番身近なもの、「歯ブラシ」から導入していきます。 |
| 子供の行動 をよく観察しながら、十分な時間をかけて |
| 次のステップ「デンタルミラー」 へと移っていくのです。 |
| まったく恐怖心をいだかないものから、徐々に怖そうな器具へと |
| 変化させ ていくのが「スモールステップ」なのです。 |
| ■今回のポイントは・・・・ |
| ・ 歯科治療ができない理由 ・ スモールステップとは |
| ・ スモールステップの実際 |
| 以上今回の内容でした。 |
| 最後までお読みいただきありがとうございました。 |